カウンセリングルームながまち 室長 精神保健福祉士 樋口明夫
1.泉区保健福祉センター保護課職員研修「アディクションについて―理解と対応」
12/9、泉区役所で行われた仙台市泉区保健福祉センター保護課職員研修にて講師を務めさせていただきました。
研修を主催された泉区保護課は、令和3、4年度の2年間課長をしていたので、様々思い出があります。当時一緒に働いたケースワーカーや事務方の職員、私の退職と入れ違いで大学を卒業して保護課に配属された若いケースワーカー、さらに保健福祉センター内の他課の職員、泉区以外の保健福祉センターの職員など、忙しい中多くの方に参加していただき、ありがたく感じました。
2.生活困窮など様々な問題の背景にあるアディクション
今回の研修のテーマは「アディクション(嗜癖)について―理解と対応」。保護課は生活保護を担当する課で、仙台市ではケースワーカー(地区担当員)が一人約80~100世帯の生活保護世帯を担当し、生活保護費を支給しながら、自立へ向けた支援をしています。
生活保護受給中の方の中には、アルコール依存症などアディクションの治療のため働けず、保護を受けている人もいますし、なかなか治療につながらず、身体疾患で入退院を繰り返している人、生活保護費を受給しているはずなのに、なぜかお金が無くなってケースワーカーに泣きついてくる人もいます(なぜお金が無くなるのか正直に話してくれる人も、決して話さない人もいます)。
また母子世帯のお母さんや、一人暮らしの女性の中には、別れた夫にお酒や暴力の問題があって、とても傷ついた経験を持つ人もいます。
生活保護担当ケースワーカーの仕事は、保護費の正確な計算だけでかなり大変な作業ですが、さらに様々な事情を抱えた受給者の方たちの相談をお受けして、どのようなお手伝いができるか考えていく、難しいけれどもやりがいのある仕事です。
3.回復支援のために正しい理解と対応が求められます
「様々な事情」の中には、今回の研修テーマである「アディクション(嗜癖、依存症)」も含まれていますが、なかなか一筋縄ではいかない問題であり、回復へ向けた支援のために正しい理解と対応が求められています。
今回の研修が、参加された職員の皆さんと、今お困りの受給者の皆様のお役に立てればうれしいです。
(写真は泉区役所前の夕焼け(2017年9月))
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