1.二人のカウンセラー共通の想い
当<カウンセリングルームながまち>にはカウンセラーが二人おり、夫婦です。
夫婦で同じ仕事をしているとはいえ、別の人間ですから、意見や感覚が異なることはよくあります。
考えや感覚に違いがあると思った時でも、たいていは、あまり突き詰めすぎずにお互いにスルーしながら仕事をしています。そうしないと、喧嘩になる恐れがあるからです。
そのような日々の中ではありますが、先日話をしていて、「同じこと考えていたんだな」と思ったことがありました。
樋口千恵カウンセラーのカウンセリング中、私は隣の事務室にいたのですが、50分間ほとんどクライアントのお話が続いている様子でした(話の内容はもちろん全く聞こえません)。
カウンセリングが終了し、クライアントが帰られてから、「よくお話ししていかれたようだね」と話しかけたところ、樋口千恵カウンセラーが発した一言が「カウンセリングの時間は、クライアントの時間だからね」。
「カウンセリングの時間は、クライアントの時間」。これまで話し合ったことはなかったのですが、同じこと考えていたんだな、と再確認した瞬間でした。
2.クライアントの語り(ナラティブ)にちりばめられた、課題への答え
当カウンセリングルームをご利用されるクライアントは、ほとんどの方が本当によくお話をしていかれます。
お話の内容は深刻なことも多く、「このような話はここ以外ではなかなか話せないだろうな」というお話が少なくありません。
しかし、話ができること自体が健康的なことであり、これまで語れなかったことを話すことで、一歩ずつ回復に近づくことができます。
そして、たくさん話されるその中に、回復や課題解消への「答え」、「糸口」が含まれていることが少なくありません。
クライアントは、ご自身の「語り」の中に、その時点でのご自身なりの「答え」を見つけて、変化していくのかな、と思えてきます。
カウンセリングの時間はクライアントの時間、カウンセリングの主役はクライアントです。
当<カウンセリングルームながまち>は、これからも他で話せないこともここでなら話せる、そんな場所となるよう、努めて参ります。
カウンセリングルームながまち 室長 精神保健福祉士 樋口明夫
(写真は仙台市宮城野区の蒲生干潟(七北田川河口) 2026年1月)

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